ケネディー暗殺の黒幕



 ニクソン元大統領の補佐官だった人物が、アメリカでケネディー暗殺に関する本を新たに出版したという。
ケネディー大統領暗殺事件の新説を唱える本、[ケネディーを殺した人間。L.ジョンソンの帰結に異議を唱える]が出された。執筆したのはニクソン元大統領の補佐官を勤めた、ロジャー・ストーンという人物。この本はケネディー大統領殺害の裏にいた真犯人について、再び問題を投げかけている。著者のロジャー・ストーン氏はVORからの特別インタビューに対し、罰せねばならないのはリンドン・ジョンソン副大統領だと断言した。
 ケネディー大統領の暗殺は事件の起きた1963年11月22日からほぼ半世紀がたとうとしているにもかかわらず、米国人にとっては20世紀のミステリーのひとつでありつづけている。ストーン氏は、世論調査の結果から、米国市民の高齢者の大半がケネディー暗殺の企てはあったと考えていることがわかる、として次のように語る。
リンドン・ジョンソンにはモチーフ、手段、可能性があった。米国議会のケネディー暗殺究明委員会は1978年、企てはあったという帰結に達した。このなかには組織的犯罪であったことが書かれている。唯一の『NO』は、その犯罪を誰が犯したかについて、誰も口を割らないということだ。犯罪隠蔽がおこなわれたという紛れもない証拠はある。だから時間が経過すればすべての道はひとつの点に結ばれる。その行き着く先はリンドン・ジョンソンだ。」
 1963年11月、リンドン・ジョンソン汚職に関与した疑いを調べる2つの捜査が開始される手はずだった。ひとつの捜査は上院が、もうひとつは法務省が行う予定だった。両方のケースでジョンソンには社会の激しい叱責を浴びる危険性があり、告訴、禁固刑にいたることも考えられた。それだけではない。ケネディーはジョンソンを副大統領の職を解き、代わりにノースカロライナ州のテリー・センフォルド知事をつけようとしていた。こんなわけでジョンソンは絶望的な状況にあった。ストーン氏はこのため、ジョンソンには犯罪の動機もあり、撃ったのもジョンソンに近い人物だったとして、さらに次のように語る。
「大統領を撃ったのはリー・ハーヴェー・オズワルドではなく、マルコルム・マクロルスという男だ。これはリンドン・ジョンソンの戦友であり、長い期間にわたって同僚だった人物だ。私が挙げる証拠は弾が撃たれたビルの6階、狙撃兵のいたニッチにあったダンボールの箱にマクロルスの指紋が発見されたということが根拠となっている。」
 ストーン氏は今回本を著した目的について、歪曲された歴史的事実を正したかったと答えている。ストーン氏はリンドン・ジョンソンについて、悪質な人物であり、自分のために働く人間とも、自分に反対する人間とも、その関わり方は下劣だったと述懐している。ストーン氏は、ケネディー暗殺を企てるというのはジョンソンの性格に十分合致しているとして、さらに次のように語っている。
「ジョンソンは禁固刑に処せられる危険性があった。社会で面目を失う危険性があった。これこそ彼の動機だ。選ばれたのはダラス。ケネディーは国内視察でオースティン、ヒューストン、ダラスを訪問する予定だった。ジョンソンは特にケネディーのダラス訪問のプログラムを入念に調べた。大統領を乗せた車列が暗殺場所となったディーリー・プラザ地区を通過するよう強制したのは、まさにジョンソンだったのだ。これに対し大統領のボディーガードらは異を唱えたが、却下されてしまった。」
 ストーン氏は、この本を読めば米国民はジョンソンへの態度を変えるはずだと確信している。ケネディー暗殺の非はジョンソンにあると唱える人物はストーン氏に限らない。07年元FBIのエージェンシーの一人、ハワード・ハント氏も自伝のなかで、ジョンソンがケネディー暗殺を依頼したと書いている。ジョンソンは1973年他界した。(2013.5.25 ロシアの声)』(http://japanese.ruvr.ru/2013_05_25/114246202/
 この記事によると、ケネディー暗殺の首謀者は、当時、副大統領だったリンドン・ジョンソンだった・・・ということらしい。
 副大統領のリンドン・ジョンソンが、ケネディー暗殺を計画し、実行したという説は、結構メジャーな説で、それほど珍しくない。確か、オリバー・ストーンの映画「JFK」でも、副大統領のジョンソンが、CIAや軍産複合体と組んで、ベトナム撤退だったかCIA解体だか(良く覚えて無い)を主張するケネディーを抹殺したと告発する内容になっていた。
 ただ、記事中に述べられる、マルコルム・マクロルスというジョンソンの戦友がケネディーを撃ち、そいつの指紋がビルに残っていたという話は、初めて聞いたかもしれない。
 ケネディー暗殺について調べると、公式発表であるウオーレン報告書に不可解な点が無数に出てくる。ケネディーの体内を跳ねまわったとされる魔法の弾丸の話など、どう考えても矛盾だらけである(http://www.maedafamily.com/ansatu/399.htm)。
 私も何冊か本を読んでみた事があるが、真相はどうあれ、ケネディー暗殺に陰謀があったと言うのは事実だろう。そして、証拠の捏造や、ウオーレン報告書のデタラメぶりを考えると、当時のアメリカ政府自体が、暗殺に関与していたと考えないと説明がつかない部分もある。
 アメリカというものが一体何なのか考える時、ケネディー暗殺事件は、その一部を教えてくれる、とても重要な事件だと思う。



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