雷撃機「流星」部品見つかる


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 旧日本海軍機「流星」の風防部分の部品が八代市で見つかった。
熊本県の市民団体「熊本の戦争遺跡研究会」は23日、太平洋戦争末期に製造された旧日本海軍艦上戦闘機「流星(りゅうせい)」の操縦席を覆う風防部分が、同県八代市で見つかったと発表した。製造に関わった工場関係者(故人)が戦後、自宅に保管していた。財団法人日本航空協会(東京)は「国内に残る唯一の流星の部品で、貴重な資料」としている。
 同県錦町で記者発表した研究会などによると、流星は1944(昭和19)年から、長崎県大村市の第21海軍航空廠(しょう)などで約110機製造された。両翼が途中から上を向く特殊形状で、ゼロ戦より速く高性能だった。米国立スミソニアン航空宇宙博物館に実物機1機が、分解保管されている。
 見つかった風防は未使用品で全長約4・1メートル、最大幅約0・8メートル。航空廠への納入部品を製造していた工場(八代市)の関係者が保管し、2008年に知人に譲渡。11年に産業考古学会評議員の松本晋一氏(68)が鑑定依頼を受け、同研究会とともに工場元従業員への聞き取りや設計図面との照合などで、流星の風防と確認した。割れても飛び散らない有機ガラスや、軽くて強いジュラルミンを使用。一部欠損しているが、保存状態は良好という。
 同研究会の高谷和生理事(59)は「産業遺産や戦争遺産として歴史的価値が高い。平和教育で貸し出したい」と話している。(2014年02月24日 西日本新聞)』(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/71751

 これは貴重だ!
 記事では「戦闘機」と書かれているが、正確には艦上攻撃機、いわゆる「雷撃機」である(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E6%98%9F%E8%89%A6%E4%B8%8A%E6%94%BB%E6%92%83%E6%A9%9F)。空母から発進し、航空魚雷や爆弾を搭載して、敵艦を攻撃するのが目的の飛行機だ。旧日本海軍が起死回生を掛け、大戦後半に投入した決戦兵器である。
 流星は、米軍が主力として使っていたアベンジャー雷撃機を凌駕する性能を持っていた。雷撃機としては、当時、世界最高レベルの優れた飛行機だった。
 にも拘らず、日本には一機も現存していない。なので、見つかったのが風防部分だけとは言え、超貴重なものだ。日本では、戦後長い間、思想的な理由から大東亜戦争時の兵器が粗末な扱いを受け、残すべき戦争遺産が失われて来た経緯があるが(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120918/1347939255)、見つかった部品は、是非、後世まで大事に伝えて欲しいと思う。
 以下、「雷撃隊の歌」、背景に流星の写真が使われていたので紹介します。途中に出るカラー画は零戦ですが、他の白黒写真は流星です。



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