飢餓作戦


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 アメリカ人は、かつてインディアンを絶滅させる目的で、インディアンの食料源であるバッファローを全滅させようとした。
『Walt WhitmanがLeaves of Grassのなかで「見たまえ、コーカの川の向こうで、短い巻葉や草を食べる無数の野牛の群れを」と歌ったように、1830年には7,000万頭のバッファローが南西部の平原を濶歩していた。が、1865年には1,000万頭に減り、1895年にはわずか800頭になった。バッファローがこのように激減したのは、インディアンが不注意にも撃ち殺し過ぎたのが原因と思われているが、実はそうでない。その真の理由は後からやってきた白人たちが連発銃でむやみに殺したためだ。なぜ白人がインディアンの食物や衣服や現金収入の源であったバッファローを容赦なく撃ち殺したかというと、インディアンの全滅を狙ったからだ。南北戦争中の将軍であったPhilip Sheridanはテキサス州の国会議員にこう言った。「永遠の平和をもたらし、文明を進行させる唯一の方法だから、猟師に絶滅するまでバッファローを撃たせ、その皮をとらせ、売らせるんだ」。第18代大統領になった南北戦争中の北軍の最高司令官Ulysses Grantも彼と同意見であった。1875年に議会がバッファローを保護する法律を可決すると、彼は拒否権を発動したのである。1860年代にインディアンの土地(西部)へ伸びていった鉄道は、このバッファロー狩りに拍車をかけた。カンザス・パシフィック鉄道はバッファローをいわゆる殺りくのスポーツとして撃ち殺したい乗客のために特別列車を連結した。列車がバッファローの住む平原にさしかかると、乗客は列車の窓からバッファローに向かって撃ちつづけた。鉄道会社がインディアンの攻撃から鉄道敷設労働者を守るために雇った拳銃使いもバッファロー狩りに精を出した。彼等が撃ち殺した一部のバッファローの肉や舌(当時は珍味と考えられていた)は東部の増加する都市へ鉄道で送られたが、ほとんどのバッファローの死体は平原に野ざらしにされていた。ついでにしるすと1年に4,300頭を射留め、Buffalo Billという異名をとったWilliam Frederic Codyも鉄道会社に雇われたハンターであった。』(http://www.tenri-u.ac.jp/tngai/americas/files/newsltrs/35/No35.scenery.arai.html.html
 積み上げられたバッファローの写真が残されている(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Bison_skull_pile_edit.jpg)。それを見るとナチ絶滅収容所と同じくらいの衝撃を受ける。バッファローの骨の向こう側には、写真には写らない餓死したインディアン達の死体の山があると想像できるから。
 そして大東亜戦争に於いて、アメリカ軍はインディアンに使った戦術を日本に対しても行使した。
『連合国側は、日本のシーレーンに対する通商破壊を、主に潜水艦と航空機によって行ってきた。特にアメリカ海軍の潜水艦は多大な成果を上げていたが、残された航路が沿岸に限られてくると、潜水艦による攻撃は難しくなってきていた。そこで、チェスター・ニミッツ元帥率いるアメリカ海軍が中心となって日本本土周辺に対する機雷による海上封鎖作戦が立案され、「飢餓作戦」命名された。アメリカ陸軍航空軍の第20空軍所属のB-29爆撃機が、マリアナ諸島から出撃して敷設任務の主力を担当することになった。これまでもパラオ大空襲などで航空機雷の投下が一定の成果を上げていたが、本作戦は戦史上でも空前の規模の攻勢機雷作戦であった。』(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%A2%E9%A4%93%E4%BD%9C%E6%88%A6
 アメリカ軍による飢餓作戦で日本の海上交通は完全に麻痺し、大陸からの食糧供給が途絶、本土の日本国民は、飢餓状態に陥ったのである。
 敵の食料供給を断つ事で、敵を全滅させると言う思想は、アメリカの中にずっと生きている。
 今、我が国の食料自給率は落ち続け、最低レベルにあるが、TPPに加入すれば食料自給率は更に落ち13%になるという(http://www.zennoh.or.jp/japan_food/)。本当にそれで良いのだろうか?、日本の食料自給が下げられる一方で、アメリカは多国籍企業を使い、世界の食料を支配する戦略を確実に押し進めている(http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/2c82cc1e0e70f0954d8b1c498d405b91)。
 日本は、ローマに滅ぼされたカルタゴの運命を辿っていないだろうか(http://homepage1.nifty.com/Woodnote/books/history/karthago_rise%20and%20fall.htm)。日本には核も無い、ミサイルも無い、食料も無いのだ。日本人は、アメリカ人に言われるがまま、されるがままで従っているが、みんな頭がおかしくなっていないか、本当に良く考えてみよう。

 


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