韓国の安倍首相糾弾決議

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　菅官房長官は、韓国の安倍首相糾弾決議に対し「友好国の首相を名指し、非礼だ」として反発した。
『菅義偉官房長官は１３日の記者会見で、安倍晋三首相の米議会での演説に対し、韓国国会が「歴史や慰安婦問題に対する反省がない」と非難する決議を全会一致で採択したことについて、「友好国の首相を名指しする形の決議は非礼と言わざるを得ない」と批判した。
　菅氏は「首相は米議会でわが国の歴史認識をしっかり発言し、米国から大きな評価をいただいた。こうした事実を全く踏まえず国会決議が行われたことは誠に遺憾だ」と不快感をあらわにした。
　菅氏は、核拡散防止条約（ＮＰＴ）の再検討会議の最終文書素案で、世界の指導者らに広島と長崎の被爆地訪問を促す日本側の提案が中国の主張で削除されたことにも、「日本の提案はそもそも歴史問題とは関係ない。理解に苦しむ」と反論。「歴史戦」を仕掛ける中韓両国への批判を強めた。（2015.5.13　産経ニュース）』（http://www.sankei.com/world/news/150513/wor1505130042-n1.html）
　これは確かに非礼だ。


　私は、安倍首相の米議会演説については、従米的だとして批判した（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20150429/1430326469）。それは、ＴＰＰに積極的な姿勢などが見えたからである。
　けれども、演説について韓国から非難される謂れは無いのだ。
　基本的に、アメリカ議会での演説で、日本が韓国に言及しなければならない一片の理由も無い。韓国は頭おかしいとしか言えない。完全に狂っている。
　従って、この件に関しては、安倍演説を従米的だと批判した私であっても、当然、韓国を批判して安倍首相を擁護するしか無いのだ。
　こうなって来ると、韓国の行動も、日本に対して北朝鮮的な効果を持ってしまう。つまり、北朝鮮が日本を挑発すれば、自民党の人気が上昇するという、あの効果だ。


　ＴＰＰ絶賛など従米的な姿勢をあからさまに示したことで、本来なら左翼だけでなく日本の保守派（非アメポチの方）からも糾弾される筈の安倍首相を、こうして韓国が率先して批判する事によって、日本国内の保守派からの安倍批判が全て封じられる事になる。
　即ち、この韓国による安倍首相糾弾決議は、日本の従米態度を固めたいアメリカの利益に叶うものであって、米国の工作が介在しているのではないかと疑ってしまう（アメリカが韓国に日本批判しろと指令すれば、今の韓国なら大喜びでやるだろう）。
　韓国による安倍首相糾弾決議は、目下の情勢では、アメポチ安倍晋三への支持を更に強める事にしか繋がらない。
　だから、韓国がこうした行動をするのは、韓国がＣＩＡの指示でやっているか、或いは本当に頭がおかしいのか、その何れかであるとしか思えない。
　どっちなのか、判断がつかない。
　これが安倍演説の従米的要素に対する日本の保守派（非アメポチの方）からの批判を封殺するため、ＣＩＡが韓国にやらせた心理工作だとしたら、実に巧妙だと思う。

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