日本株離れは何故か？

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　海外投資家が日本株から離れている。２０１５年度の売り越しは６・４兆円にもなった。
『海外投資家の日本株離れが目立ってきた。財務省が８日発表した２０１５年度の対外・対内証券売買契約状況によると、外資系金融機関の海外支店などを通じて投資家が日本株を５３８・５兆円買ったのに対し、売った額は５４４・９兆円で、差し引き６・４兆円の「売り越し」だった。
　海外投資家による売り越しは欧州危機に見舞われた１１年度以来で、リーマン・ショックが起き、８・１兆円の売り越しとなった０８年度以来の規模だった。
　東京株式市場では売買の６割以上を海外勢が占め、その動向は株価に大きな影響を及ぼす。１４年度は「アベノミクス」の効果もあって５・４兆円の買い越しだったが、１５年度は、１５年１２月から１６年３月まで売り越しが続いている。（2016年04月08日　YOMIURI ONLINE）』（http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160408-OYT1T50172.html）
　日本経済に期待できない。


　一言で言えばそうなる。海外投資家は、そう見る。
　勿論、現在の世界的な株安の影響はある。しかし、バブル崩壊から今に至る日本の根本的な株安を考察すれば、恐らくそれだけの影響では無いのは推測がつく。
　例えば、ＥＵが出来た時、我々はどういう期待をしただろうか？、今や落ち目のＥＵだが、それが出来た時、アメリカに対抗しうる勢力が出来ると期待し、そこに世界の人々が投資したのだ。
　つまり、単に経済圏としてだけではなく、強大さ、即ち、勝ち且つ生き残る強さに期待したのである。
　ならば、日本株から海外投資家が離れるというのは、日本の生存に対して疑問があるから、逃げ出しているという側面もあるのだ。
　なら何故、日本はそう見られるか？


　最近の日本の行動を振り返れば良く分かる。それは日本の指導者が属国志向だからである。自主独立への気概が無い。海外投資家は、敏感にそれを感じ取り、日本から資金を引き揚げたのである。
　考えても見たまえ。自国の運命を自国民が決定できず、核抑止力すら持たず、明日核攻撃で破壊されるかも知れない国に、誰が投資すると言うのか？、習近平やオバマの気持ち次第で、簡単に消滅するかもしれないのが、今の日本なのである。
　そうした不安があるから、海外の投資家は逃げ腰なのだ。
　もし日本が自主独立を志向し、核武装を宣言すれば、海外投資家は安心する。忽ち日本は株高になるだろう。
　日本を株高にしたければ、核武装することだ。
　大体、明日、核攻撃され破壊されるかもしれない会社に、誰が投資するんだ。子供でも分かる。
　腰抜けの政治家ばかりだから、日本が株安になるのだ！

　
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