ゴリラ射殺事件とオバマ広島訪問、報道から見る米支配層の思惑


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 米動物園ゴリラ射殺事件で、検察は転落男児の母親に刑事責任なしとしたという。
『米オハイオ(Ohio)州にあるシンシナティ動物園(Cincinnati Zoo)で先月、3歳の男児がゴリラの囲いに落ち、この男児を保護するためゴリラが射殺された問題で、検察当局は6日、男児の両親の刑事責任を問わないと明らかにした。これにより、全米が注目したこの問題の捜査に幕が引かれることになった。
 飼育員らが体重約180キロの珍しいゴリラを射殺せざるを得なくなったことを受けて、男児の家族に対しては世間からの非難が集中していた。
 同州ハミルトン(Hamilton)郡の検察官は記者会見で、男児を含め4人の子を連れていた母親は「注意を払っていたと、目撃者全員が証言した。ただこの3歳児が駆け出してしまった」と説明した。
 ハミルトン郡検察官事務所が出した関連声明によると、母親が別の子どもの世話するため数秒間目を離した隙に、男児がよじ登って囲いの中へ落ちてしまったという。
 この声明では、「自分に正直な親なら、最も注意深い親にでさえ起こり得ることだということを理解するだろう」としている。さらに、「もし母親が、例えばトイレでクラックを吸って子どもを動物園内で走り回らせていたなら、それはまた別の話だったはずだ」と、母親を擁護した。(6月7日 AFP)』(http://www.afpbb.com/articles/-/3089608
 アメリカでは、オバマ広島訪問よりゴリラ射殺事件の方が大きな話題になっていたようだ。


 ゴリラ射殺事件が起きたのは偶然だと思うが、米メディアがオバマの広島訪問と同時期に起きたこの事件を、極めて大きく扱ったのには意図があると思う。
 私には、ゴリラ射殺が、アメリカ人から見た原爆投下のメタファーのようになっているように思えるのだ。
 射殺された西ローランドゴリラは、動物保護団体によると温和な性格として知られているという。ゴリラが子供に手を出したのも、堀に落ちた子供を助けるための行動だったそうだ。
 しかし、動物園側は安全を考え射殺した。そして子供から目を離した母親にもミスはあったが、罪はなかったとアメリカ人達は結論した。
 この事件報道がオバマ広島訪問のニュースの前後に連結されて覆い被さることで、アメリカの支配層が原爆投下から受けるフラストレーションが解消されるのだ。
 つまり広島市民に罪は無かったとしても、当時の日本人はゴリラのように見えた。だから射殺=原爆投下もやむを得なかったのだ・・・とアメリカ市民は納得する。ゴリラ=多くの日本人は死んだが、アメリカ人に罪は無い・・・、検察が全ての関係者を無罪にしたというのも、その意識の丁度良いメタファーになっている。潜在的な日本人蔑視を肯定して都合良くアメリカによる原爆投下を免罪する要素があるのだ。
 だから、この事件はアメリカで、そして世界でも、オバマ広島訪問の添え物の意図で大きく報じられたのだろう。

 


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