人喰い熊


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 秋田の山林で人を襲ったと見られるクマが射殺された。また、クマに襲われたと見られる4人目の遺体も発見された。
秋田県鹿角市十和田大湯の山林で10日午前10時40分ごろ、クマに襲われたとみられる損傷の激しい70〜80代の女性の遺体が見つかった。秋田県警によると5月下旬、付近ではクマの襲撃が原因と推測される男性3人の遺体が相次いで発見されており、犠牲者は計4人となった。
 県警によると、遺体は現場付近に山菜採りに出掛けて行方不明になっていた青森県十和田市相坂小林の自営業鈴木ツワさん(74)。9日に届けがあり、10日朝から捜索していた鹿角署員が頭や腹などに傷のある遺体を発見。その後の調べで鈴木さんと確認した。
 現場は青森、秋田県境近く。付近の山林では5月21、22日にタケノコ採りに来た70代男性2人の遺体が相次いで発見され、同30日にも60代男性が死亡しているのが見つかった。傷の状況などから、いずれもクマに襲われたとみられている。
 地元の猟友会はこの日午後、現場近くでツキノワグマ1頭を射殺した。クマは雌で、体長約1・3メートル。4人を襲ったかどうかは分かっておらず、県警などは解体して関連を調べる。
 現場周辺は、地元ではタケノコが採れることで知られ、この時季、県内外から人が訪れる。秋田県警などは入山者にチラシを配って注意を呼び掛けていた。
 クマの生態に詳しい北秋田市役所職員で獣医師の小松武志さん(48)は「ツキノワグマは臆病で、基本的には人には近づかない。狭い範囲で4人が襲われていることから、同じクマに襲われた可能性がある」と指摘。見つかった3人目、4人目の遺体は損傷が激しく、「仮に襲ったのが同じクマだった場合、人は食べられると学習している恐れがある。一般的な鈴をつけるなどの対策は、このクマには通用しない。クマがいそうな場所に立ち入らないようにするしかない」と話した。 (2016年6月11日 スポニチ)』(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/06/11/kiji/K20160611012757680.html
 人食い熊とは俄かに信じがたいが、事実らしい。


 日本では、大正4年に発生した三毛別羆事件が、人食い熊事件として知られているようだ(三毛別羆事件)。その時は北海道の開拓民7名が死亡し、3名が重傷を負ったという。
 しかし三毛別の事件はヒグマによるものだ。それに対し、なわばりを持たず大人しい習性のツキノワグマが、連続して人を襲うのは珍しいと思う。射殺された熊は体長1・3メートルでツキノワグマとしては標準的なサイズだろう。普通は主に草食だが、稀に鹿などを襲う例もあるという。食べ物の不足などの事情があったのだろうか?
 日本にはヒグマとツキノワグマ、二種の熊が住んでいるが(日本に生息する2種のクマ)、地域によっては、絶滅の恐れが危惧されている。
 凄惨な事件だが、熊を山から一掃すれば良いという話でも無い。
 今の日本は人口が増えている訳でもないのだから、人と熊が上手く共存して行く道は無いものだろうか。もっと自然に対する畏れを持つべきなのかも知れない。

 


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