EMドライブ、日本も研究を!


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 推進剤を必要としない宇宙船用新推進機関、EMドライブ。NASAの研究チームが近く専門誌に論文発表するという。
NASAのJohnson Space Centerの研究チームが研究開発を進めている推進剤を必要としない宇宙船用の新しい推進機関「Electromagnetic Drive(EmDrive)」について、学術専門誌に提出した論文が受理され、近くAmerican Institute of Aeronautics and Astronautics (AIAA)の専門誌「Journal of Propulsion and Power」に論文発表が行われることが判った。
 EmDriveは2001年にイギリスのSatellite Propulsion Research社が発表した新推進機関で、電力を利用してマイクロ波を放出することで推進力を得ようという考え方に基づくものとなる。
 しかし、推進剤なしででも推力を得られるという考え方は、ニュートンエネルギー保存の法則に反することになるため、当時の科学界では受け入れらることはなかった。
 しかし、その後、中国の研究者が、2.5kWの電力を使用することで720mNの推力を得ることに成功したとする実験結果を発表したことから改めてEmDriveは研究者の間で脚光を集めていた。
 NASAのJohnson Space Centerの研究チームがも最近になってからこのEmDriveの研究開発に着手し、実機を製作した上で、真空チェンバーで実際に機能を発揮するかどうか実験を行っていた。
 今回、AIAAに論文を提出したのは、NASAの先端推進機関研究部門トップのHarold G. White博士を中心とする研究チームとなる。
 EmDriveがAIAAの論文審査を通過したことを受けて、EmDriveは実際に機能する可能性が高いことが明らかとなったこととなる。
 人工衛星メーカーの間では、最近になり、化学燃料による推進器を廃止し、イオンエンジンに切り替えることで衛星バスのオールエレクトロニクス化図るところが増えてきているが、電気推進機関のイオンエンジンの場合においても推進剤は不可欠で、推進剤のキセノンが枯渇すると推力を得ることはできなくなる。
 イオンエンジンの代りにEmDriveを人工衛星に搭載した場合、推進剤によって寿命の制限を受けることがなくなり衛星寿命を大幅に伸ばすことが可能となる。また、ソーラーパネルから給電が得られる限り、推進器を動作させることができることになるため、外宇宙を航行する惑星探査機などの分野でも革新をもたらすことになる。(Business Newsline 2016/08/31)』(http://business.newsln.jp/news/201608311513420000.html
 電力だけで宇宙飛行できる。画期的な推進システム。


 このEMドライブについては前にもお伝えした(EMドライブの開発)。しかし、日本では、まともに研究されていないようだ。
 そういうところが、日本は良くない。あくまで前例主義に拘る日本では、理論的に説明できないようなものには飛び付かない。
 それは、ある面では正しいが、本質的には正しくない。
 正しい面で言えば、詐欺みたいな話に引っかからないというところ。世の中にはウソ話が溢れているから。慎重な態度は重要だ。
 しかしながら、科学的新発見は、多くの場合、それまで予測もされなかったような現象から見出されるのも事実。それが本当の科学的発見というものだ。
 予測のつくようなことは、本当のところ発見ではなくて確認に過ぎない。出来ることが出来たと分かるだけ。それに対し、本物の新発見では、出来なかった事が出来ると分かるから凄いのだ。
 日本に必要なのは、詐欺と新発見を見分ける力である。それとリスクヘッジ感覚。もし本当だったら、どうなのか、そのインパクトを正しく見積もれるか?、あとは失敗したとして、笑って済ませられるかどうか。
 日本では、往々にして失敗した時、ただでは済まないことになる。自殺者が出てしまったりする。また、成功しそうになるとアメリカの横やりで潰されるとか、そういう場合もある(CIAに暗殺され、技術やアイディアを横取りされたりする)。
 こうした風土では、なかなか新しいチャレンジが生まれ難いのだ。変えて行こう!



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