おかしな黒石市の対応


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 夏祭りの写真コンテストの入賞作に、選考時には亡くなっていた中学生の姿が写されていたという理由で入賞を取り消しにした青森県黒石市の話題。
青森県黒石市の夏祭りをテーマにした写真コンテストで、いったん入賞が決まった作品にいじめを苦に自殺したと見られる女子中学生が写っていたとして、主催者側が入賞を取り消していたことがわかりました。中学生の遺族は「取り消しについて主催者側から納得できるだけの説明がなかった」と話しています。
 写真コンテストは、ことし8月に青森県黒石市で行われた夏祭りの実行委員会が企画したもので、当初の選考では、練り歩きながら踊る女性を写した作品が最高賞の「黒石市長賞」に決まっていました。
 ところが、被写体となった女性は、その後、亡くなった青森市の中学2年の女子生徒とわかり、実行委員会はこれを理由に入賞を取り消したということです。女子生徒は写真が撮影された10日後に列車にはねられて亡くなり、市の教育委員会などはいじめを苦に自殺したと見て調べています。
 実行委員会のメンバーでもある黒石市の高樋憲市長は、「入賞作品は来月イベント会場に掲示される。イベントを盛り上げるという趣旨を踏まえると、亡くなった方が写っているのはふさわしくないと考えた」と話しています。
 一方、女子生徒の祖父は、「孫が一生懸命に踊っている写真が受賞したと連絡を受けた時は家族みんなで喜びましたが、取り消されて残念です。主催者側に理由を尋ねても納得できるような説明ではありませんでした」と話しています。(10月17日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010733031000.html
 写真の入賞が決まり遺族も喜んでいたのにね。。。


 情報によると最終的に写真の入賞取り消しを決めたのは、黒石市の高樋憲市長のようだ(黒石写真コンの最高賞が青森黒石市長の圧力で内定取り消し…自殺した被写体女子生徒遺族が「突き落とされたような思い」と語る)。確かに、死を忌まわしいものとして取り扱う文化は普遍的にあるから、市長の考えも全く理解できないことはない。しかし、このケースでは、その過程がおかしいね。既に入賞が内定した後に圧力が掛けられ、決定が覆されているからね。
 写真というものは、いわば時間を停止させて瞬間を記録したものだ。
 市長は死者が写っていると感じたかも知れないが、勿論、死体が写っている訳ではない。既に亡くなっているが、生前の元気に生きている女性の姿が写っている。そして写真の選考委員は、写っている人が既に亡くなっているとは知らずに写真を選んだ。その結果入賞を決め、その後、亡くなっている人だと分かり、遺族の了承も得た。遺族は喜んだ。
 だが市長は、写っている女性が死んでいるからという理由で入賞を取り消した。いや、死亡の理由が自殺だったのが気に入らなかったのかも知れない。もし病死だったら、市長はOKしたろうか?、或いは単なる事故死だったら?
 本当のところは、恐らく被写体の女性が虐め自殺の被害者だったから、市の恥になると思って入賞を取り消させたのではないかな。だとすれば、この被写体の女性は、死んでからまた貶められたということになるね。その辺りの判断が、人情味に欠けているのだ。それに写真コンテストなのに、写真を超えた部分を入賞可否の判断にされ、写真自体の価値が見落とされている。だから結論に納得感が無いのだ。
 いずれにしろ、一旦写真が入賞したと通知を受け喜んだ遺族は、市長による入賞取り消し判断により、大きな精神的苦痛を受けたことは確かだろう。そして取り消し理由とされることで、亡くなった方の名誉も貶められた。とりあえず遺族の方は、市に対して損害賠償を請求して見るのも、この問題解決の一つの方法かも知れないと思う。



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