早期警戒機潰し


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 中国が、新型の長距離空対空ミサイルを開発している。
『中国が、早期警戒機や空中給油機を撃ち落せるとみられる新型の長距離空対空ミサイルの実験をしている可能性がある。チャイナデーリー紙が26日、報じた。
 同紙によると、人民解放軍の空軍が最近、J11戦闘機が大型のミサイルを昨年の演習中に搭載している写真をオンライン上に投稿した。ミサイルの詳細については不明。
 空軍の研究者によると、ミサイルは、通常は戦闘地域の外にいる早期警戒機などのターゲットを撃ち落すために設計されたとみられるという。
 中国が、射程距離100キロ以内とされる既存のミサイルの能力を向上させたことを示している。(2017年01月26日 ロイター)』(http://jp.reuters.com/article/china-defence-idJPKBN15A0UI
 早期警戒機潰し。


 冷戦時代、ソ連は西側の持つ早期警戒機(AWACS)を如何にして無力化するか、盛んに研究していた。まずアメリカの早期警戒機を破壊し、長距離策敵能力を消滅させる。そうやって邀撃機の効果的な展開を困難にして奇襲的に自軍の攻撃部隊を発進させ、一方的に敵根拠地を攻撃すれば、相手に壊滅的な打撃を与えられるからだ。
 その頃から、早期警戒機潰しが現代戦最大のテーマなのである。故に中国も、そのテーマを引き継いでいる。
 勿論、今では衛星を使った宇宙からの早期警戒システムが遥かに高度化されているから、衛星の破壊も重要だ。中国は、既に衛星破壊実験を成功させている(衛星攻撃能力向上と宇宙ごみ拡散、中国の衛星破壊実験は「脅威」米軍司令官)。
 早期警戒機も、衛星も、どちらも非常に高価である。価値の高い目標だ。
 それに比べると、ミサイルは遥かにコストが安い。
 従って、ミサイルの能力が向上すれば、早期警戒網は必ず破られる事になるから攻撃者にとっては有利だ。
 防衛者側は、この問題を解決できるだろうか?
 もしかすると、早期警戒機のコストを圧倒的に下げれば解決できるかも知れない。例えば、早期警戒を目的とするドローンを、ミサイルより安く作り、それを警戒を必要とする領域に大量にばら撒けば、戦闘になっても早期警戒網を維持できる可能性がある。
 中国から先制奇襲攻撃されても長期にわたって防衛能力を維持できる仕組みを工夫して作ることが、我が国にとって非常に大切である。



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