戦後平和主義の誤謬


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 半島危機が叫ばれている。そうした中、政府は、仮に北朝鮮サリン搭載弾道ミサイルを発射したとしても、迎撃時に無力化できると答弁した。
『政府は、サリンなどの化学兵器が搭載された弾道ミサイルについて、一般論としたうえで、迎撃ミサイルで破壊した時の熱などで化学兵器が無力化される可能性が高く、落下の過程で拡散し、効果を発揮することは困難だと考えられるとする答弁書を決定しました。
 安倍総理大臣は、今月13日の参議院外交防衛委員会で、北朝鮮情勢について、「サリンを弾頭に付けて着弾させる能力をすでに北朝鮮保有している可能性がある」などと指摘しました。これに関連して、政府は、28日の閣議で、民進党逢坂誠二衆議院議員が提出した質問主意書への答弁書を決定しました。
 答弁書では、「サリンを弾頭に付けた弾道ミサイルを含め、化学兵器が搭載された弾道ミサイルをPAC3などで破壊した場合のわが国の領土での被害は、弾頭の種類や迎撃高度などの条件により異なり、一概に言うことは困難だ」としています。
 そのうえで、「一般論では、弾道ミサイルに搭載された化学兵器は、弾道ミサイルの破壊時の熱などにより、無力化される可能性が高く、仮に効力が残ったとしても、落下過程で拡散し、所定の効果の発揮は困難であると考えられる」としています。
 そして、「政府としては、あらゆる事態に万全の備えを整備しておくことが必要であると考えており、サリンなどの化学兵器が搭載された弾道ミサイルへの対処についても、不断の検討を行っている」としています。(4月28日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170428/k10010964811000.html
 迎撃ミサイルが完璧に命中した場合の話。


 当たらなければ、意味が無い訳で。
 湾岸戦争の時、イラクスカッド・ミサイルをパトリオット・ミサイルで迎撃したのだが、その際、スカッドの弾頭に直撃したパトリオットは、発射されたものの内25%に過ぎなかった(ミサイル防衛(PAC-3)無効論を斬ってみる)。撃墜出来たのは僅か4分の1だ。
 今は、もう少し精度が上がったかも知れないが、それでも100%の撃墜は絶対無理だろう。そう考えると、北朝鮮サリン搭載ミサイルは大きな脅威である。
 何一つ不安が無いかのように語る政府答弁には、違和感を感じざるを得ない。
 まあ、政府としてはパニックを避ける意味で、不安感を煽ってはいけないという配慮があるのかも知れないが、どうも今までの不作為の責任を問われたくないという姿勢が透けて見える気がする。
 日本政府は、基本の防衛戦略としてMD(ミサイル・ディフェンス)一本しかやって来なかった訳だから、MDで全て解決できると言いきらねば、過去の自分達の行いが滅茶苦茶だったとばれてしまう。従ってMDがあれば心配要らないと、国民に向け言い切るしかないのである。
 けれども実態はボロボロなのだ。
 MDでは全てのミサイルを防げない。


 加えて日本には核シェルターが殆ど無い(核シェルター普及率 日本は0.02%、スイス・イスラエルは100%)。
 核シェルターさえあれば、核攻撃であろうが化学兵器攻撃であろうか、かなりな程度で耐えられるのに。
 何でこんな事になっているのか・・・と嘆くぐらい酷い日本の現状。その上に、日本から北朝鮮を直接攻撃する手段だって、殆ど無いのである(日本の敵基地攻撃、現有装備でも不可能ではないが… 「特攻隊に近い状態になる」と防衛省関係者)。
 半島の危機が迫っていると言うのに、もう無力感で笑うしか無い状態・・・。
 だが笑っていて良い状態でもない。今の危機には間に合わないのかも知れないが、これを奇禍として、日本もまともな国に戻って欲しいと本当に思う。
 大東亜戦争で300万人も日本人が死んだのに、そこから本当の教訓を何も学んで居なかったという事実が、今になって良く分かるのだ。日本よ、正気に還れ!
 原爆や空襲であれほど多くの人が亡くなったのに、核やミサイルを落とされた時に生き残る為の手段が、戦後日本では、まともに準備されていなかった。余りに異常な無防備日本!
 左翼の語る平和主義が、完全に虚妄だったのである。



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