弾道ミサイルvs攻撃機??


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 先日、空自が敵基地攻撃能力を研究し、北ミサイルを念頭に今夏「戦術団」を創設するというニュースが流れていた。
『政府が今夏、航空自衛隊に「航空戦術教導団」(仮称)を新編することが2日、分かった。戦闘機と地対空誘導弾の戦闘技術を高める教導隊を集約し、北朝鮮弾道ミサイル発射基地を念頭に敵基地攻撃能力の研究に着手。東シナ海防空識別圏を設定した中国の戦闘機が領空を侵犯する恐れも強まる中、敵のレーダーを無力化するための電子戦の能力向上に向けて「電子作戦群」も新設する。
 航空戦術教導団を新たに編成するのは、昨年12月に閣議決定した平成26年度から5年間の中期防衛力整備計画(中期防)を受けた措置。中期防には敵基地攻撃能力の保有に関し「弾道ミサイル発射手段への対応能力のあり方を検討し、必要な措置を講じる」と間接的な表現で盛り込んでいる。
 戦術教導団は空自の作戦中枢である航空総隊に属させる方針で、すでに準備要員を総隊司令部に配置。新編時は団司令部に約100人、団全体では約千人の規模を想定する。
 戦術教導団は新田原基地(宮崎県)の飛行教導隊と浜松基地静岡県)の高射教導隊を傘下に集める。飛行教導隊は戦闘機部隊、高射教導隊は地対空誘導弾部隊の戦技の向上や研究を行っている。戦術教導団に集約することで、攻撃と防御に分かれ実戦に則した作戦構想を研究するのが狙い。
 総隊司令部飛行隊に属している電子戦支援隊なども戦術教導団に移し、「電子作戦群」に改編。空自は電子戦訓練機EC1を運用しており、敵の地上レーダーや地対空ミサイルを無力化する電子戦の技術向上や態勢強化を研究する。
 第3航空団(青森県)に属する航空支援隊も戦術教導団に移す。航空支援隊の隊員には、ミサイル基地などの攻撃目標に近づき、空自戦闘機の飛行経路や爆弾投下のタイミングを指示する「爆撃誘導員」の任務が期待され、戦術教導団は誘導員の育成や訓練の内容を具体化させる。
 現有装備で敵基地攻撃を実行する場合、衛星誘導爆弾を投下する支援戦闘機F2のほか、それを護衛する迎撃戦闘機F15、敵レーダーを妨害するEC1、空中給油機KC767が随伴。将来的には爆撃誘導員が敵地へ潜入する。平成28年度に最新鋭ステルス戦闘機F35Aライトニング2の調達が始まれば、F2の任務を代替させる。
 戦術教導団はこの作戦を遂行できるよう各分野での課題を検証し、新規に導入すべき装備も洗い出す。(産経新聞 1月3日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140103-00000019-san-pol

 当ブログでも敵基地攻撃能力を持てと再三言っているから、この動きはこれで良い(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130216/1360991258)。が、その敵基地攻撃が、どうして戦闘機による侵攻爆撃という手段にならざるを得ないのか、我が国の国民はよくよく反省せねばならないのである。
 湾岸戦争や、イラク戦争を思い起こして見て欲しい。米軍は、開戦劈頭何をやったか。まずはトマホーク(長距離巡航ミサイル)による重要施設へのピンポイント攻撃である。現代の戦争では、それが定石なのである。
 ところが我が国の場合、長距離ミサイルを一発も保有していない。だから、敵基地攻撃が戦闘機による侵攻爆撃という手段にならざるを得ない。こんなのベトナム戦争時の戦術だ。ローリングサンダー作戦やラインバッカー作戦のレベルなのである。イラク戦争の時の「衝撃と畏怖」作戦などと比べれば、その足元にも及ばない。
 敵の迎撃機と要撃ミサイルの待ち構える重要目標に、爆弾抱えて突っ込んで行くなんて、まるで特攻隊だ!
 必要な時に、必要な兵器が無い(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20121212/1355335024)。だから、兵士が危険にさらされ、死を覚悟で任務を果たすしか無くなる。日本はあの戦争から、何も学んでいないじゃないか!、どうしてもっと強力で効果的な兵器を準備しないのだ!
 ミサイルにはミサイルを!、敵基地攻撃用の巡航ミサイル弾道ミサイル、そして核兵器を日本は直ちに準備せよ!



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