「アンブロークン」の反日炎上商法


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 アンジェリーナ・ジョリー監督の「アンブロークン」がクリスマスの興行全米ナンバーワンだったという。
アンジェリーナ・ジョリーの監督作第2弾[アンブロークン(原題) / Unbroken]が、クリスマス当日の興行収入で全米ナンバーワンとなった。Deadlineや複数のメディアが報じている。
 本作は、クリスマスイブに全米1979館で公開され85万ドル(約9,350万円)を初日で稼ぎ、翌日クリスマスには全米3,131館と拡大。現在までの累計興行収入が1,560万ドル(約17億1,600万円)に達し、話題作がそろうクリスマス作品群の中、見事に首位を獲得した。本作に次いで2位の映画[イントゥ・ザ・ウッズ]の興行収入は1,510万ドル(約16億6,100万円)、3位の映画[ホビット 決戦のゆくえ]は1,310万ドル(約14億4,100万円)、4位の映画[ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密]は740万ドル(8億1,400万円)、5位の映画[ザ・ギャンブラー(原題) / The Gambler]は500万ドル(約5億5,000万円)だった。(1ドル110円計算)
 本作は、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜となったルイス・ザンペリーニ氏の半生を描いた作品で、ルイス(ジャック・オコンネル)を目の敵にする残忍な看守役でミュージシャンの雅 -MIYAVI-がハリウッドデビューを果たした。脚本は映画[ノーカントリー]のジョエル&イーサン・コーエン兄弟が務めていることも注目の作品だ。(2014年12月30日 シネマトゥデイ)』(http://www.cinematoday.jp/page/N0069452
 不愉快なニュースだ。
 今回、アンジェリーナ・ジョリーは、日本人を怒らせることにより、話題性を出し、映画のプロモーションを巧みに成功させたように見える。
 最初から日本人が憤慨して騒ぐ事により生じる宣伝効果を狙ったように感じられるのだ(韓国系日本人の起用なども、その効果を狙ってのことだろう)。
 そもそも「アンブロークン」の原作は日本で翻訳されていない。つまり日本人は、それが何かさえ殆ど知らないのだ。騒ぎは、アメリカで公開直前になってから、何者かにより情報が日本に対しリークされて意図的に作り出された(普通ならアメリカで公開されてから、それを見た日本人により伝えられて問題になるはず・・・さて、日本に最初に伝えたのは誰?)。
 日本列島を血の涙に見立てたポスターや、日本人は人肉を食べるなどというヘイトが伝えられたのだから、日本人が怒るのは当然なのである。ウォールストリートジャーナルなどは、日本の保守派が怒っていると報じているが(http://realtime.wsj.com/japan/2014/12/29/)、怒っているのは保守派では無い。普通の日本人が怒っているのだ。ウォールストリートジャーナルは、普通の日本人が何に怒っているのか、正確に伝えていない。その伝え方に、既に悪意と宣伝が入っている。
 折しも、アメリカでは、北朝鮮による正恩暗殺映画に対する妨害から、映画「インタビュー」の公開が中止になったことが話題となっていた。そこに被せるように、日本が公開中止を求めている「アンブロークン」という宣伝が巧みになされ、アメリカ人の「自由を守れ」という衝動に火を付けた。
 アメリカのマーケッターは社会学者である。
 どういうプロモーションをすれば大衆が動くのか、良く知りぬいている。保守派の日本人による激しい抗議活動があったという彼らのメディアが報じた事実が、そもそも大げさな宣伝だ。
「アンブロークン」公開に反対する、どういう激しい抗議活動があったのか?、私の見たところ、大した抗議活動は存在していないように見える。少なくとも大規模な反対デモや、爆弾テロの予告はなされていない。
 ネット上で、ごく普通の日本人が、日本人ヘイトに素直な気持ちで怒っていただけだ。それを「歴史修正主義」の文脈に結びつけ、さも非理性的で大きな反対運動があるかのように宣伝しているのは、アメリカのメディアなのである。その伝え方が全く正確ではない。誤解を広げ、アメリカ人が怒るように伝えている。誤解を解くような正確な報道になっていないのである。
 日本人が何に怒っているか、正確に伝えていない。
 普通の日本人は「アンブロークン」の不正確な内容に怒っている。そのことをアメリカのメディアは伝えず、彼らの言う保守派=日本の極右勢力が「歴史修正主義」の意図のもと公開中止の為に、組織的で大規模な圧力を掛けているかのような伝え方をして煽っている。
 そこに、悪意があり、またプロモーションの明確な意図が見えるのだ。


 こうしたハリウッドやアメリカのメディアの巧妙な「反日炎上」のやり方に、我々はどう抵抗すべきだろうか?
 一つの方法は、我々も戦略的に効果を計算しながら、周到な情報拡散を行うということである。戦後日本は、それが非常に下手である。
 我々は事実をもっと真剣に語らねばならない。彼らが煽情的な映画を持ってくるなら、我々は冷静な科学的事実によって対抗すべきだろう。
 確かに捕虜虐待の事実はある。しかしそれはどうして生じたのか?
 連合軍による国際法を無視した大規模な輸送船への攻撃(それにより日本軍は飢餓状態になった)、無教養な朝鮮人軍属に捕虜監視をさせたこと、そして米軍による都市爆撃など民間人への残虐行為に対する復讐等、様々な要素がある(中には、納豆やゴボウを食べさせた事が虐待と見做されたなどの誤解もある)。
 事実を分析すれば、日本人に、先天的にサディスティックな獣性、野蛮性があるという結論にはならない(アメリカ兵も遥かに酷い日本兵虐待をやっているのだ!)。しかし、映画の様な情緒的メディアは、そうした正しい理解を観る者に与えない。だから映画が公開されれば誤解が広がる。それ故、「アンブロークン」に日本人は怒っている。
 思い込みを排し、冷静に過去を分析すれば真実が見えてくる。我々は、そうした事実をもっと世界に広めなければならない。宣伝では無い事実。プロパガンダではない事実。
 真実こそ、最高の力なのである。
 日本の知識人は、黙らずに今こそ封印された真実を語るべきだ。
 今、連合国のプロパガンダやデマ、一つ一つに、周到で丁寧な反論をする時が来たのである。日本人よ、アメリカ人に臆せず正しい歴史を徹底的に繰り返し語れ!


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